ノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏を、天安門事件の王丹氏が称賛 [人権問題 中国 劉暁波 弾圧 放送中断 圧]
劉氏の平和賞 天安門事件の学生指導者・王丹さんが喜び (asahi.comより)
1989年6月4日の天安門事件のとき、劉暁波氏とともに広場にいた学生指導者、王丹さん(41)は今、台湾・清華大学の客員教授をしている。8日夕方、劉氏のノーベル平和賞受賞は台湾新幹線の車内で知った。「たいへんうれしい。劉さんだけではなく、中国の民主化運動全体に対する評価と受け止めている」と声を上ずらせた。
王さん自身、劉氏と同じように懲役11年の実刑判決を受けた。その後「病気療養」名目で渡米するようにとの当局の意向に従い、ハーバード大などで研究生活を送った。故国に戻れぬまま、民主化運動を理解してもらおうと世界各地を回っている。
当局の監視を警戒し、ほとんど連絡をとることはなかったが、王さんにとって劉氏はずっと良き友人だ。「理性的にして情熱があり、ねばり強い人物」。2008年末、劉氏から電話をもらった。だが折あしく電話に出られなかった。それが最後となった。劉氏拘束の1週間前だった。「中国政府には即時釈放を要求したい。受賞は必ずその助けになる」と確信している。
8日は、台湾南部・高雄市の中山大学で学生生活をテーマに講演。100人を超す学生らにこう語りかけた。「大学の役割は、社会をより良い方向に変えることだ。それは知識人の責任だ」
1989年6月4日の天安門事件のとき、劉暁波氏とともに広場にいた学生指導者、王丹さん(41)は今、台湾・清華大学の客員教授をしている。8日夕方、劉氏のノーベル平和賞受賞は台湾新幹線の車内で知った。「たいへんうれしい。劉さんだけではなく、中国の民主化運動全体に対する評価と受け止めている」と声を上ずらせた。
王さん自身、劉氏と同じように懲役11年の実刑判決を受けた。その後「病気療養」名目で渡米するようにとの当局の意向に従い、ハーバード大などで研究生活を送った。故国に戻れぬまま、民主化運動を理解してもらおうと世界各地を回っている。
当局の監視を警戒し、ほとんど連絡をとることはなかったが、王さんにとって劉氏はずっと良き友人だ。「理性的にして情熱があり、ねばり強い人物」。2008年末、劉氏から電話をもらった。だが折あしく電話に出られなかった。それが最後となった。劉氏拘束の1週間前だった。「中国政府には即時釈放を要求したい。受賞は必ずその助けになる」と確信している。
8日は、台湾南部・高雄市の中山大学で学生生活をテーマに講演。100人を超す学生らにこう語りかけた。「大学の役割は、社会をより良い方向に変えることだ。それは知識人の責任だ」